7月の学習ポイント②・ 中学2年生

中学2年生の7月の数学の学習は単元「連立方程式」となります。
「連立方程式」
⒊ いろいろな連立方程式
⒋ 連立方程式の利用
以上を学習します。
連立方程式
連立方程式の利用(1)
解き方の手順
① どの数量を文字を使って表すかを決める。
② 2つの関係についてそれぞれ方程式をつくる。
③ つくった方程式を連立方程式として解き答えを求める。
(1) 個数と金額の問題
(1) 1個180円のりんごと1個80円のみかんを合わせて12個買ったら代金の合計は1660円でした。
りんごとみかんをそれぞれ何個買いましたか。
りんごの個数+みかんの個数=12個
りんごの代金+みかんの代金=1660円
解) りんごの個数を\(x\)個、みかんの個数を\(y\)個とすると
\(\cases{x+y=12 …① \\ 180x+80y=1660 …②}\)
①×80より
\(80x+80y=960\) … ③
②-③より
\(\begin{array}{rr}
& \ 180x+80y=\ 1660\ \ \\
-)&80x+80y=960\ \ \\
\hline
&100x\ \ \ \ =700\\
&x\ =7\ \
\end{array}\)
\(x\)=7を①に代入する。
\(\begin{eqnarray}
7+y &=& 12\\
y &=& 12-7\\
y &=&5\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x = 7 \\ y =5}\)
りんご7個、みかん5個
(2) 2通りの金額の問題
(2) 鉛筆3本とノート1冊を買うと360円、鉛筆2本とノート3冊を買うと520円です。
鉛筆1本、ノート1冊の値段はそれぞれいくらですか。
鉛筆3本の代金+ノート1冊の代金=360円
鉛筆2本の代金+ノート3冊の代金=520円
解) 鉛筆1本の値段を\(x\)円、ノート1冊の値段を\(y\)円とすると
\(\cases{3x+y=360 …① \\ 2x+3y=520 …②}\)
①×3より
\(9x+3y=1080\) … ③
③-②より
\(\begin{array}{rr}
& \ 9x+3y=\ 1080\ \ \\
-)&2x+3y=520\ \ \\
\hline
&7x\ \ \ \ =560\\
&x\ =80\ \
\end{array}\)
\(x\)=80を①に代入する。
\(\begin{eqnarray}
3×80+y &=& 360\\
240+y &=& 360\\
y &=& 360-240\\
y &=&120\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x =80 \\ y =120}\)
鉛筆80円、ノート120円
(3) 数に関する問題
2けたの自然数は(十の位の数)×10+(一の位の数)で表される。
(3) 2けたの自然数がある。十の位の数と一の位の数の和は11である。
十の位の数と一の位の数を入れかえてできる数はもとの数より45大きい。
もとの自然数を求めよ。
(十の位の数)+(一の位の数)=11
(入れかえてできる数)=(もとの数)+45
解) もとの数の十の位の数を\(x\)、一の位の数を\(y\)とすると
もとの数は \(10x+y\) 入れかえてできる数は \(10y+x\) となる。
よって式は
\(\cases{x+y=11 …① \\ 10y+x=10x+y+45 …②}\)
②より
\(10y+x-10x-y=45\)
\(-9x+9y=45\) … ③
③÷9より
\(-x+y=5\) … ④
①+④より
\(\begin{array}{rr}
& \ \ x+y=11\ \ \\
+)&-x+y=5\ \ \\
\hline
&2y=16\\
&y=8\ \
\end{array}\)
\(y\)=8を①に代入する。
\(\begin{eqnarray}
x+8 &=& 11\\
x &=& 11-8\\
x &=&3\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x =3 \\ y =6}\)
十の位の数は3、一の位の数は8なので
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連立方程式の利用(2)
道のり・速さ・時間を求める式
道のり=速さ×時間
速さ=\(\dfrac{道のり}{時間}\)
時間=\(\dfrac{道のり}{速さ}\)
(1) 速さに関する問題①
(1) A地から5kmはなれたB地まで行くのにA地点から途中のP地点までは時速4km、P地点からB地点までは時速6kmの速さで歩いたところちょうど1時間かかった。
A地点からP地点までの道のりを求めなさい。
AからPまでの道のり+PからBまでの道のり=5km
AからPまでのかかった時間+PからBまでのかかった時間=1時間
解) A地からP地までの道のりを\(x\)km、P地からB地までの道のりを\(y\)kmとすると
\(\cases{x+y=5 …① \\ \dfrac{x}{4}+\dfrac{y}{6}=1 …②}\)
②×12より
\(3x+2y=12\) … ③
①×2より
\(2x+2y=10\) … ④
③-④より
\(\begin{array}{rr}
& \ 3x+2y=\ 12\ \ \\
-)&2x+2y=10\ \ \\
\hline
&x\ \ \ \ =2\\
\end{array}\)
\(x\)=2を①に代入する。
\(\begin{eqnarray}
2+y &=& 5\\
y &=& 5-2\\
y &=&3\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x =2 \\ y =3}\)
A地からP地までの道のりは\(x\)kmなので
答 3km
(2) 速さに関する問題②
(1) A町から峠を越えてB町まで往復した。
行きも帰りも上りは時速2km、下りは時速4kmで歩き、行きは1時間15分、帰りは1時間かかった。
地まで行くのにA地点から途中のP地点までは時速4km、P地点からB地点までは時速6kmの速さで歩いたところちょうど1時間かかった。
A町からB町までの道のりを求めなさい。
行きのAから峠までの時間+峠からBまでの時間=1時間15分
1時間15分を時間で表す
1時間15分=\(\dfrac{75}{60}\)時間=\(\dfrac{5}{4}\)時間
帰りのBから峠までの時間+峠からAまでの時間=1時間
解) A町から峠までの道のりを\(x\)km、峠からB町までの道のりを\(y\)kmとすると
\(\cases{\dfrac{x}{2}+\dfrac{y}{4}=\dfrac{75}{60} …① \\ \dfrac{y}{2}+\dfrac{x}{4}=1 …②}\)
①より
\(\dfrac{x}{2}+\dfrac{y}{4}=\dfrac{5}{4}\) … ③
③×4より
\(2x+y=5\) … ④
②より並べ替えて
\(\dfrac{x}{4}+\dfrac{y}{2}=1\) …⑤
⑤×4より
\(x+2y=4\) … ⑥
⑥×2より
\(2x+4y=8\) … ⑦
⑦-④より
\(\begin{array}{rr}
& \ 2x+4y=\ 8\ \ \\
-)&2x+y=5\ \ \\
\hline
&3y=3\\
&y=1\ \ \ \
\end{array}\)
\(y\)=1を⑥に代入する。
\(\begin{eqnarray}
x+2 &=&4\\
x &=& 4-2\\
x &=&2\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x =2 \\ y =1}\)
A町からB町までの道のりは
\(x+y\)なので
\(x+y\)=2+1=3
答 3km
(3) 割合に関する問題
(1) ジュースとお茶を合わせて60本仕入れました。
ジュースは60%、お茶は80%売れて合わせて40本売れました。
ジュースとお茶はそれぞれ何本仕入れましたか。
仕入れたジュースの本数+仕入れたお茶の本数=60本
仕入れたジュースの60%の本数+仕入れたお茶の80%の本数=40本
解) ジュースを\(x\)本、お茶を\(y\)本、仕入れたとすると
\(\cases{x+y=60 …① \\ \dfrac{60}{100}x+\dfrac{80}{100}y=40 …②}\)
②×100より
\(60x+80y=4000\) … ③
③÷10より
\(6x+8y=400\) … ④
①×6より
\(6x+6y=360\) … ⑤
④-⑤より
\(\begin{array}{rr}
& \ 6x+8y=\ 400\ \ \\
-)&6x+6y=360\ \ \\
\hline
&2y=40 \\
&y=20\ \
\end{array}\)
\(y\)=20を①に代入する。
\(\begin{eqnarray}
x+20 &=&60\\
x &=& 60-20\\
x &=&40\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x =40 \\ y =20}\)
答 ジュース 40本、お茶 20本
(4) 濃度に関する問題
(1) 9%の食塩水と4%の食塩水を混ぜて7%の食塩水を400g作ります。
それぞれ何gの食塩水を混ぜればよいですか。
9%食塩水の重さ+4%食塩水の重さ=7%食塩水の重さ
9%食塩水の食塩の重さ+4%食塩水の食塩の重さ=7%食塩水の食塩の重さ
解) 9%食塩水の重さを\(x\)g、4%食塩水の重さを\(y\)9とすると
\(\cases{x+y=400 …① \\ \dfrac{9}{100}x+\dfrac{4}{100}y=400×\dfrac{7}{100} …②}\)
②×100より
\(9x+4y=2800\) … ③
①×4より
\(4x+4y=1600\) … ④
③-④より
\(\begin{array}{rr}
& \ 9x+4y=\ 2800\ \ \\
-)&4x+4y=1600\ \ \\
\hline
&5x\ \ \ =1200\\
&x\ \ \ =240\\
\end{array}\)
\(x\)=240を①に代入する。
\(\begin{eqnarray}
240+y &=& 400\\
y &=& 400-240\\
y &=&160\\
\end{eqnarray}\)
\(\cases{x =240 \\ y =160}\)
答 9%の食塩水240g、4%の食塩水160g


